パコの絵本は終わらない!

2008年11月06日




「むかし、むかしあるところに・・・」小さい頃に、ママやバーチャンや保母さんや
色々な人から聞いたお話は・・・やがて絵本での出会いがあり、今ではテレビやビデ
オでの出会いがあり・・・毎回毎回「・・・はい、おしまい!」で終わっても、自分の
中では意識して無くても連綿と続いているのではないだろうか?と、思っている。
 つまり一度始まってしまった・・・あるいは一度出会ってしまった・・・本を開いて
しまった「お話し」は、その人の人生が終わるまで続くのである。

 この作品の主人公パコは、まさに毎日物語が始まってそれが繰り返されるので
あるが、それでもやはり身体のどこかでお話しは続いていく。
他人との関係の継続を嫌うジジイと、毎日が誕生日の少女は一つの絵本を中心に
関係を継続し変化していく。

 なんと優しい救いのあるお話しなのだろうか・・・脇の演技がチョットうるさい
きらいはあるが、オリジナルの舞台同様基本設定が暗いので、あのくらいの明るさ
は許容しよう!
 絵作りはCGとの組み合わせで、この作品以降誰がやっても二番煎じと言われる
ことが確実なくらいにブットンでいるし、映画館で観て良かったと思える作品で
おった。

 ・・・オジサンは・・・泣いたナー・・・次回はDVDで自室の暗がりに包まれて嗚咽して
みたいと思っている。  


Posted by ダッタ at 22:53Comments(0)